幼稚園受験か小学校受験か中学受験か
首都圏ではすごいです、中学受験熱。
中学受験は、過酷です。帰宅後の小学生がお弁当を持って塾に行く。
6年生にもなると家庭学習は深夜1時くらいまですることもあるようです。
習い事は一度お休みをする。
塾での上位クラスをキープするために個別指導塾に行く子もいると聞きます。
過酷です。そしてほとんどの学校は入試の点数のみで合否が決まる。(フェア)
そんな中学受験を避けるために小学校受験を目指す方もいらっしゃるでしょう。
でも、小学校受験はある意味フェアじゃないかもしれません。
なぜなら、子供の実力だけで合否が決まるわけではないからです。
もちろん子供の考査があります。その為に皆さん幼児教室に通わせます。
ペーパーという筆記だけでなく絵画や工作、体操に行動観察という遊び。
お弁当を食べるのを見る学校もあります。
それもありますが、
何といっても
まるで就職活動のエントリーシートみたいにびっしり記入が必要な願書、
親だけの面接、親子の面接があるのです。
それが総合的に判断され、合否が決定します。
親の面接が子供の入学を邪魔する場合もあるのです。
そして、幼稚園受験はもはや、「家庭だけを見ている」と言っても過言ではないでしょう。
学習院や青山学院は、幼稚園からの入るのは、幼児教室に通わせても普通の家庭はまず無理でしょう。
各界の著名人や、ひいおじい様の頃から学習院、などです。
小学校受験を見据えて、卒園生のほとんどが名門小学校に合格する名門幼稚園を受験される方もいます。
やはり幼稚園受験はかなり狭き門です。
こう考えると小学校受験で親子で全力を出すのが一番効率的かもしれません。
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小学校の時が一番高学歴??国立小学校
国立小学校は過酷です。
〇〇大学付属小学校と言っておきながらもちろんその大学には行けません。
位置づけは〇〇大学の教員養成課程の研修機関、もしくはベテラン先生の研究機関です。教育実習が行われたり、「こんな授業したらどうだろう」と先生がクラスを対象に研究します。
そして、各学校、中学校もありますが、
中学校から入学する子もいる中で、中学校に上がれない子が一定数います。
高校もそうです。
筑波大学付属では高校まで行ける子が半数位と聞きました。
学芸大学系列では、三校のうち高校は一校(大泉は特殊なので除きます)、熾烈な内部進学争いがおこります。
お茶の水は高校からは女子のみ。
ゆえに、国立小学校に通いながら皆さん必死に塾通いです。
内進できるように。また、中学、高校受験できるようにです。
小学校受験から内進した子供より、中学受験をした子供の方がどうしても学力は高めのようです。よって、高校への内進で、小学校からの子供は進みにくいのです。
また、制服での通塾は禁止されていることが多いです。
遠い国立小学校に行って、家の近くの塾に行って内進できないこともあるかもしれません。
国立小学校に行くならば、30分程以内で通えるところにした方がいいでしょうね。
私にも小学校は国立でも、中学校が公立、という知り合いが何人かいます。
小学校の時が一番高学歴だった、ということもあるかもしれません。
我が家はその点をよく考え、私立にしました。
庶民の見方?国立小学校
国立小学校も受験が必要です。
東京では、
筑波大学付属小学校
お茶の水女子大学付属小学校
学芸大学付属竹早小学校
学芸大学付属大泉小学校
学芸大学付属小金井小学校
学芸大学付属世田谷小学校
があります。あと東京大学付属もあるようですが、双子ちゃんなどしか対象ではないようです。
上の三校は茗荷谷三校と言って、近くにあり、たくさんの子供が受験します。
学芸大学付属の竹早以外は学区があり、受験資格のないことがありますのでよく調べましょう。
また、東京都以外にも各県に国立大学はありますので、そこの教育学部付属小学校があります。
国立小学校なので、学費はかかりません。ただ、学校独自の諸経費、制服代、定期券代などはかかりますので、公立小学校よりはお金はかかりますが、学費の面だけでは庶民の味方です。
ところで
国立小学校には抽選があるのです。
例えば筑波大学付属小学校は抽選→試験→抽選となり、試験を受けられないこともあるし、試験に受かっても抽選で残念になることもあります。
私は一回目の抽選会場にいたことがありますが、し~んと厳かで、お葬式みたいでした。結局私立に行かせることにしたために試験を棄権したので、最後の抽選会場にいたことはないのですが、最後の抽選に外れた方の悲鳴が聞こえることがある、と聞いたことがあります。
国立小学校には抽選があるので、当選したら勉強を始めるようなご家庭もあるようですが、特に東京の国立小学校を目指すご家庭の多くは国立小学校が第一希望であっても私立小学校も受験し、1年以上はお教室に通い、対策をバッチリします。
また、最初は国立小学校だけ、と思っていても、対策をバッチリしているので公立小学校に行くのがもったいなくなってしまい、結果として私立小学校に進学される方もいます。
バッチリ対策をした子供たち同士の試験ですから、やはり付け焼刃の対策では一次抽選に当選しても最終抽選の場にいることは難しいでしょう。
国立小学校を目指す、ということは、庶民的とは言えないでしょうね。
次でも国立小学校について書いていきます。
私立小学校の種類
私立小学校には様々な形態があり、主に3つのカテゴリーで分けられます。
§1 進学のこと
①大学までストレートに行ける一貫校
②高校まで一貫で大学受験をする学校
暁星、雙葉、白百合、東洋英和など
(白百合、東洋英和は大学はありますが大学受験する子がほとんどです。)
③中学受験をする学校
しかし、①②の学校も、更なる高みを目指して中学受験、高校受験、大学受験で抜けていくこともあります。
§2 男女別
a共学校
b男子校
立教、暁星のみ
c女子校
雙葉、白百合、東洋英和、日本女子大付属
しかし、aは中学以降別学になるものもあります。慶應の一部、学習院など。
§3 宗教
暁星、雙葉、白百合、聖心、星美学園
青山学院、立教、立教女学院、東洋英和、聖学院、
⑶仏教
宝仙、淑徳
⑷宗教なし
特にプロテスタント系は合格対策として教会に通ったりすることもあります。
代表的なものでも、こんなにたくさん特徴があるので、よく考える必要があります。
お受験をする人々
お受験をする人々というのは、
①お金持ち
②教育熱心
③代々私立に通っている
家庭の人々である。
しかし①の中のただのお金持ちは子供の教育に関心がないこともある。また、②の中の目指せ東大!のような家庭は中学受験をして中高一貫の難関校に入れたいので小学校受験に意味を見出さないこともある。やはり、③の代々私立小、という家庭が圧倒的に多い。
ゆえに一般人は敷居の高い気持ちになってしまう。そして、やはり代々、親が卒業生、というのは肌感覚として圧倒的に有利である。
昨今、新設校がどんどんできているので、新参者は新設校は狙い目である。
しかし、伝統校を目指す新参者にチャンスがないわけではない。親がしっかりとした考えを持ち、学校に協力する姿勢を見せ、子供が賢いか抜群の運動神経があればチャンスはある。
そして受験対策中に一緒になる伝統で威厳のある家庭に怯まないこと。
受験対策にお金をかけられることが必要である。
次回は、がっこうの種類を見ていきましょう。